YUUの見聞録

「飲む・喰う・眠る」が趣味のYUUの日常。限りなく自分のために近いネタバレアリの斜め読み記録、映画&美術鑑賞記録などなど。

『アンディ・ウォーホル ヒート』

『サンセット大通り』のパロディだそうで、、、でも、笑えない。ちょっと毒が強すぎる。監督はポール・モリセイ、出演者は他のウォーホル作品にも出ているような人たち。

 主人公ジョーイ(ジョー・ダレッサンドロ)はかつての子役スター、今はロック・スター目指しレコードを出してもみたがパッとしない。かつて西部劇で共演した大物女優サリー(シルビア・マイルズ)と再会し彼女の力を借りようとするが、、、

 ジョーイは少々寸詰まっているが、まあまあ美形である。周りの女性が放っておかないという設定も頷ける。サリーもモーテル経営者リディアも怖い〜。それよりも、別の意味で怖いのはサリーの娘ジェシーか。脳味噌が溶け出しちゃっているんじゃないか?? 彼女の話し方が気持ち悪くて、見始めて10分くらいで挫折しそうになった。その後は何とか乗り越えて適当に最後まで見ていたが。あの笑い方も尋常ではない。
 見終わった後、その後はこの女優(アンドレア・フェルドマン)はどうしているのだろう?と調べてみたら、この映画の制作年である1972年に自殺してました。N.Y.でビルの14階から飛び降りたそうです。ロザリオとコカコーラの缶を手に。痛ましいですね。1948年生まれだから23, 4歳ですよ。思わず昨年見た『ファクトリー・ガール』を思い出しました。イーディ・セジウィックも破滅的だったし、何とも、、、、、



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『コッポラの胡蝶の夢』

 この邦題、やはりまずいでしょう? そりゃ、終盤に主人公ドミニク(ティム・ロス)が「胡蝶の夢」に言及する場面もあるから、的を射ていると言えばそのとおりなんだが、、、そんなタイトルを付けられたら、いやでも最初から意識しながら見ちゃうじゃないですか。

 ドミニクは生涯の研究テーマ「言語の起源」について、研究しつくせないまま老境に達していた。思い出すのは、若いときに別れた(その後、別の男と結婚し出産がもとで他界した)恋人ラウラ(アレクサンドラ・マリア・ララ)のことばかり。誰も自分のことを知らない街で自殺しようとした彼は、出かけた先のブカレストで落雷に遭う。一命を取り留めた彼は、奇跡的な回復を見せ数ヶ月後には30代と見まごうほどに若返っていた.....

 ヒロインを演じるアレクサンドラ・マリア・ララがキレイです。それだけに、やたらズレ下がって肩が露わになる服はどうかと? もっときちんとした服の方がより美しいでしょうに。んで、ときには肩見せという演出ならいいけど、しょっちゅうじゃあねぇ。
 それと、マルタ島やルーマニアが(ホントのロケ地はどこか知らないが)異国情緒豊かで良い雰囲気出てます。オープニングにも現れ、途中も暗示的に見せられる赤い薔薇も意味ありげ。
 でも、結局なんだったの?と思わないでもない一本でした。



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『フットボール・ファクトリー』

 その後『必殺処刑人』(2007年)でもコンビを組む、ニック・ラブ監督、ダニー・ダイア出演の「どうしょうもないイギリス人」の物語。『必殺〜』でも、若い方ではルパート・フレンド、年配者ではショーン・ビーン様やボブ・ホスキンスたちの絆を描いていて、この『フットボール〜』でも、そのあたり共通するところはあるような。こっちは、作風がけっこう異なるし、登場人物の年齢層はもっと幅広く、ティーンエイジャーから隠居して海外移住を企てるおじいさんまで。その軸になるのが「フットボール」。

 エキストラの9割が本物のフーリガンだそうで、乱闘シーンは見応えアリ?かも。
 笑えたし、惜しいと思ったのは「チェルシーいのち」のビリーが、少年チームの試合中に、敵対するチームのサポーター(であり、ドラッグ売買の商売相手)と、言い合っているうちに殴り合いになるくだり。字幕で表しきれない罵倒の言葉がエスカレートし暴力へと発展していくのですね。。。

 個人的には、見てる途中から「トミー(ダニー・ダイアが演じる主人公)、いっそのことオーストラリアに行ってしまえば良いのに」と感じてしまいました。いろんな迷いや悪い誘い(?)をふっきるために、ね。でも、それで旅立ってしまったらニック・ラブ映画じゃないか。多分。

 ところで、ニック・ラブ監督の新作はレイ・ウィンストン、マイケル・ファスベンダー出演のクライム・アクション『The Sweeny』が予定されているそうです。またしても、イギリスの闇や陰(??)に生きる人たちを描くのでしょうか??それはそれで楽しみです。

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『ロック・ミー・ハムレット!』

 どうにも、シェイクスピア・コンプレックスのようなものがあって、この手のタイトルだとついつい借りてしまう。

 主人公は売れない俳優ディナ(スティーヴ・クーガン)、演劇を諦めきれず現在は高校で演劇を教えている。が、家計は苦しく下宿人ゲイリー(デヴィッド・アークエット)を住まわせているのが妻ブリー(キャサリン・キーナー)には不満。学校でも授業を取っている生徒は二人だけ。その二人が演じる劇は不評で、予算カットのために芸術系科目が削減されることが決まり、いよいよディナも失業!? そこで、既存の脚本に頼らず(受けないのはホンの問題ではないと思うが)オリジナル劇を上演しようと自ら『ハムレット』の続編を書き下ろす。題して『Hamlet 2』、これがこの映画の原題でもあります。

 ところが、この『ハムレット2』は、オフィーリアや王妃ガートルード、そしてもちろん本人が死ななくて済むように、ハムレットがタイムトラベルするというストーリー。おまけに、イエス・キリストがセクシーなスター(?)として登場するから、学校や宗教団体は冒涜だ!と上演中止を求める、、、

 そこから、ディナや生徒たち〜仲が悪かった白人&ヒスパニック系〜が結束して上演を決行しようとする。一種の青春コメディなんだが、どうにも笑いに乗り切れない。エリザベス・シューの自虐ネタも然り。つらすぎる。。。
 何よりも、選択の余地が無くなり演劇のクラスを仕方なしに取った生徒たちが演劇に夢中になっていく理由が描かれてないってのが弱い。この手の学校サクセス・ストーリーではそれは重要だと思うのに。最後まで気になってしまった。



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次回は予定通りインブラントを埋める。

 月曜日(6月29日)に歯科に行ってきました。来月後半にインプラント体を埋める手術をする予定になっていて、その事前チェックです。行く前は、土台の状態はどうかしら?安定していないから手術は延期、あるいはインプラント治療は無理です、入れ歯しかありません、と言われたらどうしよう〜〜?と悪いことを想像していましたが、問題なし。むしろ、予定日よりも早く出来そうです。いろんな角度で口の中、びしばし写真撮られました。これ、もちろん顔そのものは写らないけど、すんごい苦悶の表情を見せているんだろうなーー。撮影中、そう想像すると痛いながらも笑いがこみ上げてきて困った。

 さあ、次回はいよいよ!です。
 前日からクリニックでは準備をしているので、キャンセルする場合は前々日までに連絡しないと10%キャンセル料がかかるとのこと。体調を整えておかなくては。



最新・成功するインプラント治療の受け方
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『決断の3時10分』

 ジェームズ・マンゴールド監督の2007年作品『3時10分、決断のとき』のオリジナルで1957年制作モノクロ映画。

 西部劇といえば西部劇なんだが、西部劇ファン以外の私のような人間にも見やすい。「アメリカの正義」を顔に書いたような保安官や開拓者がネィティヴ・アメリカンを迫害しまくることはない。それ、重要。そして、残忍・冷酷な強盗団が町や村を荒らし回ることもない(少なくとも、画面には頻繁に現れない)。

 干ばつの続く小さな町にベン・ウェイド(グレン・フォード)をリーダーとする強盗一味がやってくる。ベンは捕獲され、彼を取り返そうとする手下との闘いを恐れる保安官はベンをとっとと裁判の行われる街に送還したい。ユマ行き3時10分の列車で無事に(?)ベンを乗せ護送するため、干ばつ続きで金に困っている牧場主ダン・エヴァンズ(ヴァン・へフリン)を臨時保安官として雇う。という話で、ベンとダンの掛け合いが軸。
 ベンは強盗殺人で逮捕された人物ではあるが、終始穏やかに話し、ダンの子どもたちの小生意気な言葉に激高することもない。むしろ、ダンの方がいかつい顔で融通がきかずピリピリしている部分がある。そんな二人が3時10分発の電車を待つ間、どのように互いへの感情を変えていくか。。。
 昔の映画だけに、酒場の女やダンの奥さんなど女優さんたちはわかりやすく美人。シンプルで後味も悪くなく、これなら今時リメイクしてもフツーに受け入れられるかも、と思わせる作品。

 日本では公開されないばかりか、DVDも出ないの?と思っていたら、来月ようやく劇場公開される模様。ベンにはラッセル・クロウ、ダンにはクリスチャン・ベイルという配役。た、たしかに、逆はあり得ないような気もする。

 この夏、酷暑でなければ見に行こうかと。


決断の3時10分 [DVD]
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3:10 to Yuma [Original Motion Picture Sountrack]
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『夏時間の庭』

 オルセー美術館開館20周年企画として製作された作品で、映画に登場する絵画や家具などは美術館所蔵の本物、だそうです。凄いと言えば凄いけど、この程度貸し出しても痛くもかゆくもないだろうな、オルセー。

 画家だった大叔父(故人)の邸宅に一人で暮らしていたエレーヌ(エディット・スコブ)が、大叔父の回顧展が終了した後に亡くなってしまう。こどもは三人、長男フレデリック(シャルル・ベルリング)は国内に住んでいて、屋敷や大叔父の収集品(コローやルドンを含む!)を次の世代に今の形のまま引き継いでいきたいと思っている。けれど、長女アドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)はニューヨーク、次男ジェレミー(ジェレミー・レニエ)は上海に生活の基盤を置いている。彼らには家やそこに遺るコレクションに愛着はあるものの、現実を見るとすでにフランスは遠い・不要なものになっている。三人の選んだ道は........。

 なんとなく、「教材」を見ているような気分になる映画。世代交代により変化していくものと、変化しないものを描いている。
 大叔父とエレーヌの「関係」や、終盤のフレデリックの娘の非行ネタなどは必要だったのか疑問。アクセントになっているのはわかるが、取って付けたような感じは否めない。

 フランスではヒットしたようで、続編も予定されているのですね。ジュリエット・ビノシュと、そのパートナー役でチラッと登場していたカイル・イーストウッド(お父さんによく似てます〜)の出演は決まっている模様。今度はどんな話になるのでしょう?

(銀座テアトルシネマにて、2009.6.30鑑賞)



コロー 名画に隠れた謎を解く!
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オディロン・ルドン―光を孕む種子
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『THE PUNK ROCK MOVIE』

1978年にロンドンのロキシー・クラブで行われた13組のライブ映像に、そこに集うファンたちの生態(?)も織り交ぜている。特典映像に、ドン・レッツ監督とジョニー・ロットンのインタビューがあり、後者は何と30分も。その83年にオーストラリアで行われたインタビューを最後まで見たらドッと疲れてしまって、それから本編を見始めたら眠ってしまった。。。あー、ひどい荒れてる映像、音声もちゃんと拾えてないよ、これって雑音だなー、と思いながら爆睡。そんな自分っていったい??

 ウェイン・カウンティって、あれ、こんな感じだったっけ?とか意外な発見もあったけど、また最初から見直す気力はないのであった。



THE PUNK ROCK MOVIE (スタンダード・エディション) [DVD]
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『エグザイル / 絆』

 裏社会に生きる男たちを描く香港クライム・アクション。物語の舞台が返還間近のマカオというのが私的には新鮮。

 マフィアのボス:フェイを狙撃し逃走していたウーが帰る家恋しさに街に戻ってくる。そこに訪ねてくる男たち。二人はフェイの命でウーを殺すため、二人はウーを守るため。彼ら5人は幼馴染みで同じように育ち、同じ道を選んできた友人同士だった。殺されるなら、妻と乳飲み子のために大金を作ってからだ、というウーの意をくみ、全員で危険な仕事に手を出そうとするが...という話。

 まず、ウーの家での最初の銃撃戦であ然。こんな家あるのか?どういった間取りなんだ?妙にガラーンとしていて住みにくくないか?と思ったのだが、それはその後ウーが家財を運び入れる描写があるので納得できる。ああ、引っ越ししてきたばかりだったのね、と。
 しかし、その後のレストラン、ヤミ医者、ホテルでの銃撃戦ではどうなんだ? レストランには従業員はいないのか、ホテルといってもいつも宿泊客の姿はないぞ?経営が成り立つのか?? ヤミ医者の間取りもどこかヘンだ。みなさんが間仕切りカーテンの陰に潜んでいる姿やライティングには抽象的な舞台演出を想起させられる。

 笑えるのです。いえ、笑い事なお話ではないのですが、あり得ない展開・演出がまるで劇画みたい。もう野暮は言いっこなしですぜ。刑事さんって定年退職直前のあの人しかいないの?とか、一般人にいい迷惑じゃないか?とか、そういう次元じゃないのです。面白い。

 ただ、ウーの奥さんが今ひとつ。。。



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『それでも恋するバルセロナ』

 ウディ・アレン監督本人が出演していないので期待していたが、期待しすぎたのか、今ひとつだった。ペネロペ・クルスは(あまりスペイン映画を見ないのでなんですが)『ボルベール[帰郷]』の時同様いきいきしてますね。

 今ひとつだと思ったのは、なんで四角関係になってしまうのかわからないから。つまり、画家フアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)の魅力が私にはわからんのですよ。フアン・アントニオというキャラクターも、バルデムさんも好みではない、と言うのが正直なところ。せめて、ヴィッキー(レベッカ・ホール)の婚約者ダグ(クリス・メッシーナ)、あるいはジュディ(パトリシア・クラークソン)の夫マーク(ケヴィン・ダン)あたりを個性には乏しくてもフツーのハンサムな俳優にしてくれれば対比が面白かったかもしれないのに。でも、アレン監督は男優はどーでも良かったのか。。。

(ユナイテッド・シネマ豊洲:スクリーン8にて2009.6.28鑑賞)



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斜め読み記録についての注意書き
記載されている定価は、和書であれば基本的にYuuが手にした現物の本体、カバーなどに記載されている価格であり、一部の洋書については入手価格です。したがって、現在の販売価格とは異なる場合があります。
観た映画の5段階評価を2007.3.26から始めました。
もちろん主観的なものです。

大雑把に分けると以下の通り。

☆ 途中リタイア
☆☆ フツー。少し退屈かも。
☆☆☆ 見ている間は楽しめた。まあまあ。
☆☆☆☆ 良し。見応えアリ。
☆☆☆☆☆ ソフトを買って持っていたい!
 
きっと、☆☆と☆☆☆が大部分になりそうなので、全く参考にならないと思われます。悪しからず。
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