その後『必殺処刑人』(2007年)でもコンビを組む、ニック・ラブ監督、ダニー・ダイア出演の「どうしょうもないイギリス人」の物語。『必殺〜』でも、若い方ではルパート・フレンド、年配者ではショーン・ビーン様やボブ・ホスキンスたちの絆を描いていて、この『フットボール〜』でも、そのあたり共通するところはあるような。こっちは、作風がけっこう異なるし、登場人物の年齢層はもっと幅広く、ティーンエイジャーから隠居して海外移住を企てるおじいさんまで。その軸になるのが「フットボール」。

 エキストラの9割が本物のフーリガンだそうで、乱闘シーンは見応えアリ?かも。
 笑えたし、惜しいと思ったのは「チェルシーいのち」のビリーが、少年チームの試合中に、敵対するチームのサポーター(であり、ドラッグ売買の商売相手)と、言い合っているうちに殴り合いになるくだり。字幕で表しきれない罵倒の言葉がエスカレートし暴力へと発展していくのですね。。。

 個人的には、見てる途中から「トミー(ダニー・ダイアが演じる主人公)、いっそのことオーストラリアに行ってしまえば良いのに」と感じてしまいました。いろんな迷いや悪い誘い(?)をふっきるために、ね。でも、それで旅立ってしまったらニック・ラブ映画じゃないか。多分。

 ところで、ニック・ラブ監督の新作はレイ・ウィンストン、マイケル・ファスベンダー出演のクライム・アクション『The Sweeny』が予定されているそうです。またしても、イギリスの闇や陰(??)に生きる人たちを描くのでしょうか??それはそれで楽しみです。

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